Google アナリティクスで AdSense の掲載結果を改善しよう
Posted:
Sunday, February 28, 2016
サイトの AdSense の掲載結果を立て直したい方は、Google アナリティクスをご活用ください。今回は、最初に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。いずれもシンプルながらも効果的なテクニックです。
1. 注目すべき領域を見極める
コンテンツ グループを使うと、商品やサービスをグループ化して、より明晰な分析ができるようになります。たとえば、靴のメーカーの場合、一度に全種類の靴について分析するのではなく、コンテンツを大人用と子供用、男性用と女性用、テニスシューズとハイヒールなどに分割できます。この分割を利用して、グループごとに集計した統計情報を表示して比較したり、個々の URL やページ タイトルに絞り込んでみることができます。
目的別の活用ヒント:
AdSense クリック率が最も高いトピックを知りたい
- コンテンツをトピックごとにグループ化します(料理、政治、スポーツなど)
- 「AdSense のページ」レポートで統計データを確認します
クリック率が最も高いトピックがわかれば、そのトピックに関するコンテンツの掲載を増やすことに専念できます。
目的別の活用ヒント:
ページの読み込み速度が遅い商品グループを知りたい
目的別の活用ヒント:
ページの読み込み速度が遅い商品グループを知りたい
- 商品を種類ごとにグループ化します(シャツ、靴など)。
- ページの速度に関するレポートでページの読み込み時間を確認します。
読み込み速度が遅いページが見つかれば、圧縮されていない画像は圧縮し、ユーザー エクスペリエンス(と AdSense の収益)を向上できます。
コンテンツ グループの設定は簡単ですので、ぜひ作成方法をご確認ください。また、Google アナリティクスのエバンジェリスト Justin Cutroni がおすすめの活用方法をこちらのブログで紹介していますので、あわせてご覧ください。
2. ユーザーのアクセスが多い領域を特定する
「ランディング ページ」レポートには、訪問者によるコンテンツの利用状況が表示されます。ページ単位で分析できるほか、先ほど説明したコンテンツ グループ単位で分析することもできます。目的別の活用ヒント:
訪問者がどのページでサイトを離脱するかを知りたい
- 直帰率の高いページに注目します。一般に、直帰率の高さは、コンテンツに訪問者が魅力を感じていないかニーズとの関連性が低いことを示しています。
- 記事の見出しを変えたり、他に良い画像がないか探したりしてみてください。
- また、直帰率の高いページの読み込み速度を分析することも効果的です。訪問者は読み込みの遅いページに嫌気がさしている可能性もあります。
「コンテンツ グループ」レポートと「ランディング ページ」レポートはどちらも、サイト上の掲載結果が思わしくないページを特定し、修正措置を講じる際に大いに役立ちます。
目的別の活用ヒント: 3. ユーザーについて詳しく知る
訪問者の年齢層を知りたい
- [ユーザー属性レポート] > [年齢] をクリックします。
- 直帰率を確認します。直帰率が高い場合は、見出しや画像を変えて、ターゲット ユーザーがページに関連性や魅力をより強く感じられるように工夫してみてください。
目的別の活用ヒント:
ユーザーが何に興味を持っているかを知りたい
ユーザーが何に興味を持っているかを知りたい
- 「インタレスト カテゴリ」レポートを調べます。
- 確認できた興味や関心のカテゴリに基づいてコンテンツを最適化します。たとえば、技術系ブログの閲覧者が写真に興味を持っていることがわかったら、そのテーマに関する記事を増やしてみてください。
「ユーザー属性」レポートと「インタレスト カテゴリ」レポートを使用するには、アナリティクス アカウントで有効に
します。
サイト改善のコツは、データを分析し、楽しみながらいろいろと試すことです。効果の出る方法を見つけたら、それを幅広く活用してみてください。

Posted by Stepehen Dubleavy - AdSense Analytics Expert
2016 年 2 月 29 日
2016 年 2 月 29 日