AdSense ユーザー向け Analytics 講座第 3 回 人気のページ/改善すべきページを知るには パート 2
Posted:
Sunday, July 26, 2009
2009 年 7 月27 日
Posted by 清水 千年 Analytics 担当
前回に引き続き [コンテンツ] ページの分析についてご説明します。今回はコンテンツページ内の中でも、[AdSense] セクションの見方をご紹介します。
[AdSense の概要] ページは、今回の AdSense と Google Analytics とのリンクが可能になったことによって、新たに追加されたセクションです。ページの内容やユーザーがどこから来たのかを AdSense の視点である、CTR、eCPM を切り口にした見方ができるようになりました。
① [AdSense の掲載ページ]
AdSense の収益順にページが表示されています。各ページの AdSense の表示回数/CTR/有効 CPM をみることができます。
まずは、CTR の高いページを参考に、他のページの広告ユニットの種類、配置、色などを変更などを検討してみましょう。
注意していただきたい点として、一般的に CTR と PV は負の相関関係にあることがあげられます。ページが見られれば見られるほど、クリックされる割合が高く保っていることが難しくなるためです。そのため、ただ単に CTR の高い順に並べ上位を比較してもあまり効果はありません。PVとCTRのバランスの良いページを見つけるために、ページの上位50位程度を表示形式の [比較] という項目を用いて分析することをお勧めいたします。
[AdSense 掲載ページ] で上位 50 のサイトを表示したのち、右上の表示の項目の中で [比較] という表示形式をお選びください。
その後、中央にあるドロップダウンで AdSenseのページの表示回数とAdSenseのクリック率をお選びください。
[比較] 表示はサイトの平均値と比較してそれぞれのページの状況を判断するためのものです。
[AdSense のクリック率] を選んだ場合、図のように各ページのCTRを自分のサイトの平均と比較したレポートが表示されます。
この中からサイトと比較して CTR が低いページを抜き出して、コンテンツ、広告ユニットの改善を行ってみましょう。
② [AdSenseの参照元]
AdSenseをクリックしたユーザーの参照元別の比較をみることができます。
どの参照先がCTRが高いかを比較することで、ユーザー心理を読み解くヒントになる場合があります。
あなたが犬のサイトを持っており、そのサイトへの参照元がペットショップとペットの病気について書いたブログの2 つがあるとします。 その際、ブログからのトラフィックが、ペットショップからのトラフィックより CTRが高く、多くの収益を稼いでいる場合、Userが求めているコンテンツはペットの健康についてのなのかもしれないといった類推することができます。
以上 [コンテンツ] ページの使い方を説明させて頂きました。次回は、ついに最終回。[トラフィック] ページを見ながら、ユーザーの流れを見てより魅力的なサイトを作るための分析をする方法をお伝えします。
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