2009 年 9 月 3 日
Posted by Inside AdSense チーム

Google AdSense では、サイトに表示される広告をサイト運営者様がより管理しやすくなるように努めております。今回は、その一環として競合広告フィルタについて 2 つの改善をしましたのでお知らせいたします。

"速度の向上"
これまでは、競合広告フィルタを設定してからフィルタが実際に機能するまでに数時間かかっていましたが、皆様からのご要望を受け、より速く機能するように改善を行いました。

今後は、競合広告フィルタに追加された URL は通常約 30 分以内に反映され、該当の広告は表示されないようになります。サイト運営者様がユーザーにとってよいウェブサイトを運営するために、今回の変更がお役に立てば幸いです。

"フィルタリストの最大数の変更"
さらにサイト運営者様からたくさんの要望をいただいていた、競合広告フィルタに追加できる URL 数の拡大も行いました。これにより、以前の 2 倍以上となります、最大 500 件までフィルタを追加していただけるようになりました。

なお、フィルタリストにより多くの URL を追加することで、広告の表示数が減り、収益が減少する可能性もあります。URL 追加の際にはぜひこの点をご留意ください。

"フィルタ利用時のヒント"
フィルタをご利用の際のヒントを以下にまとめましたので、こちらも併せてご参照ください。

ヒント 1: www を含めないで入力
例えば <www.example.com> よりも <example.com > を追加することをお勧めします。

広告はドメイン単位でブロック(表示制限)されます。もし <www.example.com> を設定されていた場合、広告の URL が <landingpage.example.com> であれば、広告は引き続き表示されることになります。

しかし、もし、<example.com> と追加されていた場合は、広告の URL が <landingpage.example.com>であっても、また<example.com/subdomain> であっても広告の表示をブロックすることができます。

ヒント 2: 「広告単価の低い広告主=ブロック」の誤解
オークションでは、各ページに対し最もパフォーマンスのよい広告を自動的に選択します。広告のパフォーマンスは広告単価だけでは決まりません。広告の単価が低いという理由で広告を競合広告フィルタに追加すると、収益を得る機会を少なくしてしまう可能性もあります。広告がフィルタに追加されるごとにオークションに入札する広告は減り、結果としてオークション全体での広告単価を引き下げる可能性もあります。

また、オークションでは、広告単価だけでなくクリック率も加味されるため、広告単価が低くてもオークションでは価値が高くなるものもあります。広告のオークションについては以下のサイトをご参照ください。

競合広告による収益への効果は、ウェブサイトによって異なります。ご利用の際は、影響などをレポートで確認し、ご調整いただくことをお勧めいたします。