2011 年 11 月 30 日
ラベル: ポリシー

AdSense のポリシーに関して、多くいただく質問の一つが無効なクリックとアカウントの保護についてです。今回は広告トラフィック品質管理チームの担当より、無効なクリックについて最もよく寄せられるご質問 5 点についてご案内します。


1. 不正なクリックを防ぐ方法 
安定した AdSense の運用には、定期的なトラフィックの確認を行い不正行為を防止することが欠かせません。ヘルプセンターでは、不正なクリックや操作を防止するための方法をご紹介しています。また、トラフィックで不正と思われる疑わしい事態が発生している場合は、無効なクリックの連絡フォームから Google にご連絡ください。

2. 広告主様への収益の返還について
無効なクリックを防ぐことは、広告主様の利益を守り、ひいてはユーザー、サイト運営者様、広告主様が共に成長できるようなバランスのとれたネットワークを維持するための Google の重要な取り組みの 1 つです。

無効になったアカウントに関するよくある質問でもご説明していますが、広告環境の信頼性を保つため、無効となった AdSense アカウントの収益は広告主様に返還されます。

3. 無効なクリックを検出する仕組み
AdWords 広告のクリックはすべてリアルタイムの検出と除外システムによって検証されます。

発生時刻、重複するクリックの有無、その他さまざまなクリック パターンなど、各クリックについて多くの要素を確認しています。これらの要素はシステムで分析され、無効な疑いのあるクリックはアカウントのレポートに記録される前に検出、除外されます。また、Google では監視技術の改善、除外機能の強化、不正操作を示すパターンの調査にも継続的に取り組んでいます。

これらの自動的なクリック保護技術に加えて、担当チームが特殊なツールや技術を駆使して無効なクリックの個々の事例を調査しています。システムで無効な疑いのあるクリックが検出されると、担当チームがこのクリックの影響を受けたアカウントを調査し、無効な疑いのあるクリックの発生元に関する重要な情報を収集します。

4. 妨害行為の特定方法 
妨害行為は「クリック攻撃」とも呼ばれ、サイト運営者様の知らない間や許可なしに第三者がサイトの広告に対して無効な操作を行う行為のことを言います。このトピックは、Google のフォーラムでもよく取り上げられ、質問も多く寄せられていますが、クリック攻撃は無効な操作のごく一部にすぎません。上記の[3. 無効なクリックを検出する仕組み] でもご説明したように、Google ではこれらの妨害行為のパターンを特定し無効な操作として除外する検出システムの改善に継続的に取り組んでいます。今後も、誰にとっても安全で魅力的なネットワークを維持し、さらにこれを拡大できるよう、サイト運営者様と広告主様の保護に努めてまいります。

5. アカウントが誤って無効になったと思われる場合
Google では、お客様の問題の解決をサポートし、できる限りの情報や資料を提供したいと考えております。アカウントが誤った判断によって無効となったと思われる場合は、アカウントから異議申し立てを行っていただけます。詳細についてはヘルプセンターをご覧ください。

Posted by 広告トラフィック品質管理チーム


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