2011 年 12 月 8 日
ラベル: 最適化

12 月になり、年末が近づいて来ました。今回は、忙しいサイト運営者様のために、特に年末にお勧めの収益向上の方法を 3 つご紹介します。
  • 広告の配置を見直す
  • スマートフォンに対応・最適化する
  • 広告配信基準を見直す

1. 広告配置位置を見直す
「ファーストビュー」はユーザーがサイトを開いた時にスクロールしなくても見える範囲です。収益向上に最も効果的な方法の一つが、このファーストビューに広告がひとつは見えるようにすることです。

A. ファーストビューの範囲を実際に測る
サイトの URL を as-abovethefold.appspot.com に入れると今見ているブラウザでのファーストビューがどこまでかを直感的に確認できます。標準的なサイズのパソコンやモニターを使ってサイトのどこまでが見えているのかを確認してみましょう。

B. 広告とコンテンツのバランスを考える
サイトを開いて広告以外が見えないのでは、サイトの内容を見に来たユーザーにとって優しいサイトとは言えません。実際に絵を使ってみてみましょう。

最適な広告の配置 参考例(クリックで拡大します)

図の点線より上がファーストビューです。右側のケースでは、サイトを開いたときに、広告以外のコンテンツがほとんど見えません。一方、左側の 2 つのケースは、同じようにファーストビュー内に広告がありますが、コンテンツもバランスよく入っています。

自分のサイトを客観的に見直し、広告がバランスよく、効率的に掲載されているかを確認してみてください。


2. スマートフォンに対応・最適化する
年末など、長期休暇は携帯を利用する機会が増えます。特に増加傾向にあるスマートフォンユーザーのアクセスも増加すると考えられます。そこで、年末までにスマートフォン対応をお勧めします。

A. サイトをスマートフォンに対応させる
まずはサイトをスマートフォンに対応させましょう。

先日ご紹介した勉強会レポートでも、サイトのスマートフォン対応は収益性の面からも今後ますます重要となっていくことがうかがえます。モバイル向けサイト作成のための 10 のヒントをご参考いただき、スマートフォン対応いただくことをお勧めします。

なお、サイトをスマートフォンに対応させる方法でお悩みの場合は、AdSense フォーラムで他のサイト運営者様と相談することもできます。

B. スマートフォン対応サイトに AdSense を最適化させる
スマートフォン対応サイトに最適な AdSense を選んで設定します。

スマートフォン対応サイト お勧めの配置例
(クリックで拡大します)
  • コンテンツ向け AdSense で以下 4 つのフォーマットのどれかを選択します
    • モバイル バナー(320x50)
    • レクタングル(中)(300x250)
    • スクエア(250x250)
    • スクエア(小)(200x200)
  • ページ上部には 320x50 、ページ下部には 300x250 もしくは 320x50 のサイズが効果的です
3. 広告配信基準を見直す
年末はイメージ広告が増加したり、ユーザーの興味がいつもよりも多岐に広がります。適切かつ最も効果的な広告がきちんと配信されているかを確認します。具体的には以下の 2 点を確認してみましょう。
  • テキスト広告のみを表示にしていた枠をテキスト/イメージ広告の表示に切り替えられるか(切り替えたサイトの事例はこちら
  • 管理画面の[広告の許可とブロック] から、[広告レビューセンター] や [カテゴリ] の設定が、最新のものになっている、またユーザーの興味に合っているか

年末の収益向上にぜひ設定をもう一度見なおしてみてください。その他にもお役に立ちそうな記事をご紹介します。


追記 (2012/2/16): スマートフォン対応フォーマットがコンテンツ向け AdSense から作成可能になりました。この変更に伴い、スマートフォン対応の広告ユニット作成の手順を修正しました。

Posted by 黒川彩子 Inside AdSense チーム

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