今年 7 AdSense ヘルプ フォーラムにて、「マルチスクリーン対応」という新しいカテゴリを立ち上げ、マルチスクリーン対応に関する質問やベスト プラクティスを自由に投稿していただけるようになりました。今回は、これまで寄せられた質問の中から、よくある質問トップ 5 をご紹介します

1. サイトをマルチスクリーン対応するには、それなりの時間や技術が必要ですが、投資するだけの効果は得られるのでしょうか?

「マルチスクリーンへの道は 1 日にして成らず」ですが、収益性とユーザー エクスペリエンスの両方にプラスの効果があるとの調査結果があります。平均して、モバイル非対応のサイトに比べ、モバイル サイトのインプレッション収益(RPM)は 8% 高く、サイトのトラフィックは 2 倍の早さで増加しています*。マルチスクリーン対応は、ユーザーの滞在時間や直帰率の改善にもつながっています。

加えて、2015 年には世界のモバイル広告費は 52% 増加すると言われており、広告マーケットの傾向からもさらなる効果が期待できます**

2. レスポンシブ サイトを作る予定です。レスポンシブ広告ユニットの収益性は良いのでしょうか? 

レスポンシブ広告ユニットはレスポンシブ レイアウトと連携しているので、通常の広告ユニットよりも良い成果が出ています。初心者の方には、スマートサイズから始めることをおすすめしていますが、よりきめ細かな広告サイズの調整をしたい方向けに、アドバンス モードも用意しています。アドバンス モードのサンプル コードは、AdSense ヘルプセンターでご覧ください。

3. おすすめの広告配置は?

サイトのコンテンツや構造によって最適な配置は異なりますが、モバイルバナー(大)(320x100)とレクタングル(中)(300x250)のサイズを使用すると、特に高い効果が見込まれ、モバイル端末の画面にもすっきりフィットします。


4. モバイル サイトにはいくつまで広告を載せられますか?

モバイル サイトでは、ページにつき標準広告ユニットを 3 つまで配置できます。配置可能な広告ユニット数はデスクトップ サイトと同じです。小さな画面の場合、ユーザーの探している情報が見つかりやすいように、コンテンツと広告のバランスには注意してください。ページを表示すると広告しか見えない状態にはならないよう気をつけましょう。

5. さらに使いやすいモバイル サイトにするにはどうすればよいですか?

まずは、サイト URL を入力するだけで簡単に診断ができる PageSpeed Insights をお試しください。技術的な内容については、Google Developers サイトの Web Fundamentals(英語)がおすすめです。ページの読み込み時間の短縮、画像や動画の最適化に関する詳しいヒントをご覧いただけます。モバイル サイト設計の参考になる実例は、119 時間にわたるユーザビリティー テストをもとにまとめられた「モバイルサイト設計の指針」を見てみましょう。

マルチスクリーン対応に関して困ったことや疑問があれば、フォーラムをフル活用して、ヒントを得ましょう。

* 出典 - Google 内部データ(同じ成果が出ない場合があります)
** 出典 - Global Ad Spending Growth to Double This Year2014 7 19 日)(デジタル広告掲載費には、インターネット接続端末に配信される有料メデイア広告が含まれ、モバイル インターネット広告掲載費にはディスプレイ広告と検索広告が含まれます)


Posted by 藤田 舞子 - Inside AdSense チーム
2014 年 9 月 26 日