純広告の枠はあるけれど、空き枠を有効活用したい!株式会社 nanapi がおすすめする DFP Small Business の 4 つの機能
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Thursday, September 3, 2015
「DFP Small Business を導入してみたけれど、機能が多すぎて効果的な広告枠の収益化の運用方法がわからない」 という声をサイト運営者様からいただくことがあります。もっと DFP Small Business を身近に感じていただくため、先日 Google 東京オフィスにて、ワークショップ を開催しました。
ワークショップの前半では、純広告、自社広告、ネットワーク広告枠の収益最大化のために、DFP Small Business で実現できるベネフィットについてご紹介しました。DFP Small Business を効果的に活用することで純広告・空き枠を含めた広告枠の収益最大化と、管理コストの削減が実現できます。具体的には、余った広告枠の代替として AdSense を利用、また他ネットワーク広告と競合させることで、より収益性の高いネットワーク広告を表示することができます。特に、広告申込情報の配信優先度のタイプ設定の理解と、使用状況に合わせた適切な設定は、効果的な配信管理に不可欠です。
アドサーバーを利用して、最も収益性の高い広告を配信するための技術をダイナミック アロケーション(Dynamic allocation)と言います。今回のワークショップでは、ベーター版のエンハンスド ダイナミック アロケーションについてもご紹介をし、仕組みについて学びました。
後半では、DFP Small Business をご利用いただいている株式会社 nanapi アドテクガールの佐藤様にご登壇いただき、生活の知恵が集まるサイト nanapi で活用しているおすすめ機能を 4 つご紹介いただきました。
(株式会社 nanapi アドテクガール 佐藤様)
1. 純広告の販売過多を回避
予測機能を使用すると、広告枠を予約する前に、獲得できるインプレッションがあるかどうかを確認できます。また、配信インプレッションが足りないときには、配信カテゴリを拡大したり、在庫管理を楽にできます。nanapi では、純広告の受注状況に応じて配信のペースや枠数に変化をつけることで、純広告の配信トラブルを防いでいます。
2. パフォーマンスの良いクリエイティブを優先的に配信
1 つの広告申込情報に複数のクリエイティブが含まれている場合は、各クリエイティブの表示頻度を指定できます。DFP では 4 つの配信方法を選べます。nanapi のおすすめは、クリック率が最も高いクリエイティブを優先的に表示する [最適化] オプションです。
- 均等: クリエイティブを均等にローテーション表示
- 最適化: クリック率の最も高いクリエイティブを優先的に表示
- ウェイト: 指定した頻度でクリエイティブをローテーション表示
- 順次: 指定した順序でクリエイティブを均等にローテーション表示
3. ユーザーと親和性の高い純広告を配信
4. ページの内容に合わせて純広告を出し分ける
カスタム ターゲティングを使用すると、デフォルトでは用意されていない独自のターゲティング条件(年齢、性別、コンテンツなど)を定義できます。nanapi ではカテゴリやページに応じて広告の出し分けを行っています。特定のカテゴリに類似した広告や、訪れるユーザーと親和性の高い広告を掲載することで広告のパフォーマンスを高めています。
参加いただいた皆様からは、次のようなフィードバックをいただきました。
参加いただいた皆様からは、次のようなフィードバックをいただきました。
- 在庫の予測機能は、純広告の販売において便利でぜひ使ってみたい。
- クリエイティブ最適化機能は、広告申込情報に同じサイズのクリエイティブが複数ある場合、クリック率の最も高いクリエイティブを自動で表示できるので、純広告のクリエイティブ管理に効果的。
最後に、DFP Small Business 初心者の方に向けて、佐藤様よりコメントをいただきました。「DFP は・・・できることが多い!やりたいと思った配信方法はたいてい設定可能です。始めは難しそうに感じてしまうだけです。使いこなすことができれば、やれることは無限に広がります。ぜひ一緒にマスターしていきましょう。」
Posted by 隅田裕也 - ビジネス デベロップメント マネージャー、高河夏子 - 収益化スペシャリスト
2015 年 9 月 4日