2011 年 6 月 23 日
ラベル: 新しい管理画面

新しい管理画面の [パフォーマンス レポート] に [列] ボタンがあることにお気づきになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はこの [列] ボタンでの表示切り替え、また特に「広告リクエスト」表示についてご案内いたします。


[列] ボタンとは
[列] ボタンを利用すると、表とグラフでは「ページビュー」で表示されているデータを「広告リクエスト」、「一致リクエスト」、「個別の広告の表示回数」表示にそれぞれ切り替えることができます。CTR や RPM などの他の統計情報も、選択した項目に基づいて表示が切り替わります。




広告リクエストとは
「広告リクエスト」とは、広告ユニット単位(検索向け AdSense であれば検索クエリ単位)で広告がリクエストされた回数です。

例えば、1 ページに 2 つのコンテンツ向け AdSense を表示しているケースでは、ページビュー 1 回に付き、広告リクエストが 2 回となります。

「広告”表示回数”」とは違い「広告”リクエスト”」では、広告が表示されない場合(例えば代替広告が表示された場合)も 1 回と数えられます。


「ページビュー」と「広告リクエスト」表示の違い
AdSense の管理画面にある「ページ ビュー」表示は、広告の掲載結果を大まかにつかむのに適していますが、個々の広告ユニットやチャネル別に最も正確な数値を得るには「広告リクエスト」表示が適しています。「ページ ビュー」表示では、1 ページに複数の広告ユニットがある場合に、CTR と RPM の値が不正確になるからです。


「ページビュー表示」では各広告ユニットのCTRやRPM が不正確になる場合が
AdSense の管理画面では、1 ページに複数の広告ユニットがある場合、ページの最初の広告ユニットに対してのみ “1” ページ ビューが記録されます。言い換えると、ページの 2 番目や 3 番目の広告ユニットに関して、ページ ビュー値 は “0” となります。

このため管理画面のレポートの「ページ ビュー」表示では、ページの 2 番目や 3 番目の広告ユニットの CTR および RPM はページ ビュー値 0 に基づいて計算されるため、無効なデータとなります。

AdSense の管理画面にて、広告ユニット、広告サイズ、カスタム チャネル、広告タイプ、ターゲット設定タイプ、入札方法のレポートといった個別のレポートで、個々の広告ユニットについて調べる場合は、正しい CTR および RPM の値を得るため「広告リクエスト」表示をご利用ください。


新しい管理画面に入り、[パフォーマンス レポート] タブをクリックし、個別のレポートから [表示項目] ボタンを選択すると、表示する統計情報を変更することができます。

Posted by Guillaume Ryder - AdSense エンジニア