サイトを訪れるユーザーを獲得し続けていくには、ウェブのトレンドや技術の進化にすばやく対応していく必要があります。そこで Google では、レスポンシブ・ウェブデザインなどの分野に関してこれまでにお寄せいただいたご質問やご意見を基に、AdSense 広告コードの変更に関する既存のガイドラインを変更いたしました。これにより、広告コードを柔軟に変更できるようになり、サイトの利便性を向上させることができるようになります。

今後は、広告のパフォーマンスを作為的に高めたり、広告主様に損害を与えたりするものでない限り、Google の利用規約プログラム ポリシーに沿った形で AdSense 広告コードを変更できます。これにより、次のようなさまざまな技法に対応することができるようになります。

レスポンシブ ・ウェブデザイン: ウェブページを 1 つ作成するだけで、ユーザーの使用するデバイスに応じて(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)、最適なページを表示できます。

A/B テスト: 1 つのページについて複数の広告パターンを作成してテスト掲載することで、各パターンでのユーザー行動を比較し、最も効果的なものを特定できます。

動的なカスタム チャネルの設定: ユーザー セグメントやサイトのセクション、ユーザー行動などについて、掲載結果をトラッキングし、データを基に広告のパフォーマンスやユーザー エクスペリエンスを改善できます。

広告タグの削減: 転送されるデータ量を減らすことで、サイトの読み込み速度を改善できます。

上記の各項目の詳しい内容と広告コードについては、ヘルプセンターの最新記事でご確認ください。

今回の改正により、コード変更に関するポリシーはより柔軟になりましたが、これによって、サイト運営者様やユーザーの皆様、広告主様で構成されるエコシステムのバランスが崩れることがあってはなりません。

サイト運営者の皆様には、プログラム ポリシーに違反する形で AdSense コードを変更することがないよう十分ご注意ください。AdSense コードの変更は常に慎重に行い、AdSense ポリシーで禁止されている技法(広告ユニットを非表示にする、コンテンツを隠すような AdSense コードを設定する、フローティング広告を作成する、広告のターゲティングを操作するなど)は取り入れないでください。禁止されている行為の詳細については、ヘルプセンターの最新記事をご覧ください。

また、コードの変更方法によっては、広告が正しく表示されなくなり、収益にマイナスの影響が出る場合もありますのでご注意ください。

Posted by Nick Radicevic - AdSense プロダクト マネージャー

2013 年 6 月 7 日