先週ご紹介した記事では、マルチスクリーンの進展におけるユーザー行動の変化について、最近の調査による具体的なデータと共にお伝えしました。本日はモバイル デバイス対策の第一歩として、ご自身のウェブ サイトの検証方法についてご紹介します。

日本のスマートフォンの普及率は 25%、つまり 4 人に 1 人はスマートフォンを所有しており、そのうちの 80% が毎日インターネットにアクセスしています。世界的にみても、特にアジア圏では、モバイル デバイスからのトラフィックが急速に拡大しており、来年にはモバイル デバイスからのトラフィックが、ユーザー トラフィック全体の約半分を占めることが予想されています。


このようなユーザー行動の変化を、
皆さまの AdSense アカウント内で確認しましょう。
  1.  アカウントにログインします。
  2.  [パフォーマンス レポート] タブをクリックします。
  3.  画面左側の [プラットフォーム] をクリックします。
  4.  現在のモバイル デバイスからのトラフィックを確認しましょう。



このページより、各種デバイス(PC、ハイエンド携帯端末(スマートフォン)、タブレット)からのページビューや収益を確認することができます。過去 3 ヶ月、または 1 年間でモバイルとタブレットからのトラフィックの割合を比較してみてください。以前までは PC からのトラフィックが多かったのに比べて、モバイル デバイスからのトラフィックが増えているウェブサイトも多いのではないでしょうか?

モバイル デバイスからのトラフィックが全体の 10~15% を占めているの場合、ご自身のウェブサイトをモバイル デバイスに最適化することをおすすめします。


実際にモバイル デバイスを使って検証しましょう。










ユーザーの視点からご自身のウェブ サイトを検証することはとても重要です。実際にモバイル端末を使用し、ご自身のウェブ サイトがどのように見えているか、ユーザーの目線でチェックしてみましょう。

チェックする 4 つのポイント:
  1. ウェブ サイトのデザイン:フォント、文字の大きさや色は見やすいですか?

  2. シンプルなサイト構成:ユーザーがページ間をスムーズに移動できますか?

  3. ボタンやリンクの大きさ:ユーザーの多くは親指などの「指」を使ってコンテンツをタップします。「指」で操作することを配慮したデザインですか?

  4. ページの読み込み速度:ページにコンテンツが表示されるまで 5 秒以上かかると、74 % のユーザーがそのページから離脱する*ことがわかっています。サイトスピードは十分早いでしょうか?

ウェブ サイトがモバイル デバイスに最適化されていると、ユーザー エクスペリエンスが高まり、ユーザーの滞在時間、定着率の向上やコンバージョンの増加にもつながります。ご自身のウェブ サイトがモバイル デバイスに対応されていない場合は、今がモバイル デバイスへの対策を立てるチャンスです!

Google AdSense チームでは 11 月 26 日より 3 週間にわたってモバイル デバイス対策に関するオンラインセミナーを開催する予定です。 AdSense Japan コミュニティでは、オンラインセミナーに先駆けてマルチスクリーン対応に関する様々な企画が始まっておりますので、ぜひこちらからご覧ください。

「マルチスクリーンへの対応第 3 弾」の記事では、モバイル デバイスへの対策の様々な方法をご紹介する予定です。お客様に合ったモバイル デバイスへの対策と収益化の方法を見つけてみませんか?

*Data Source ‘What Users Want from Mobile’, Compuware, 2011

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Posted by Eri Shikamura- Inside AdSense チーム

2013 年 11 月 5 日