「マルチスクリーン 事例シリーズ」第 2 回目はウェブサイトをレスポンシブ ウェブ デザイン(以下、 RWD)に再構築後、クリック率が 55 % 向上し、さらにユーザーのページ滞在時間が 17% も改善した竹中氏にお話を伺いました。








ここだけチェック√
  • サイトについて:
    • 悩み相談 SOS
    • 自分に合ったカウンセラーを探すためのキュレーション サイト
    • 女性のユーザーが多い
    • 検索系

  • 対応方法: レスポンシブ ウェブ デザイン

  • 効果: クリック率 +55%、ページ滞在時間 +17%(+22秒)


ここ 1 年でモバイルからのトラフィックが 50% 超えに

ウェブサイトは当初 PC 用として立ち上げましたが、ここ 1 年でモバイルからのトラフィックが飛躍的に伸びました。モバイルからのトラフィックが 50% を超えたとき、マルチスクリーン対応の必要性を感じました。また、サイト上でカウンセラーに質問できる相談フォームでは、その利用者のほとんどがモバイル用のアドレスを使っており、モバイルからのユーザーが多いことがわかります。


URL を別にしてしまうのは機会損失


 RWD か別サイトを作成するので迷いましたが、現在検索からのトラフィックが多いため URL を別々にしてしまうのは機会損失だと思い、RWD に決めました。



テスト・確認・微調整を繰り返す

他のウェブサイトは動的配信でマルチスクリーン対応をしましたが、RWD への再構築は初めての試みだったので不安がありました。再構築にあたっては、変更をすぐにサイトに反映させることによるユーザーへの影響を懸念しました。そのため、直接サイトに変更を加えるのではなく、まずウェブサイトをコピーし、非公開のテスト環境下で、確認と微調整を繰り返しました。ユーザーの方にも見やすいさ・使いやすさなどユーザーエクスペリエンスに関して意見をもらいました。変更が全て完了した後に、公開状態の方のウェブサイトを一気に変更し、公開しました。



クリック率 +55%、滞在時間 +17%、直帰率の改善

RWD に再構築後、広告へのクリック率が 55% 向上しました。ユーザー エクスペリエンスも改善され、ページの平均滞在時が 20 秒程増えた上に、直帰率も 5~10% の間で減ってきています。カウンセラーの方からも「とても見やすくてきれいなレイアウトで感激しました」という声もいただきました。

 現在は PC とスマートフォンを意識したデザインにしていますが、スマートフォンやタブレットでも様々なスクリーン サイズあるので、今後はさらにあらゆる画面サイズに最適なレイアウトを見つけたいと考えています。


ユーザー エクスペリエンスを考えると、
絶対に対応するべき

 まだマルチスクリーン対応を検討中の方の中には、「本当に収益が上がるのか不安・・・むしろ下がるのでは?」など、不安がある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これほどモバイルが普及し、マルチスクリーンが進化している中で、ユーザーエクスペリエンスを考えると、絶対に対応するべきだと考えています。ユーザーエクスペリエンスは、長期的な収益性に影響すると思います。またユーザーからの問い合わせ件数が増えていることから、私自身も、マルチスクリーン対応をして良かったと実感しています。




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 あらゆる画面サイズに最適なユーザー エクスペリエンスを提供することができる RWD にウェブサイトを再構築した竹中様の成功事例はいかがでしたか?

 次回は動的配信でマルチスクリーン対応し、インプレッション収益(RPM) が 20% 向上した「アットトリップ」高橋氏の事例をご紹介する予定です。

次回もお楽しみに!

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Posted by 藤田 舞子 - AdSense チーム

2014 年 3 月 26 日