ウェブサイトを見直すには、ユーザーがサイト上で何に関心を示し、どのような行動を取っているのかを把握することが重要です。

アナリティクス シリーズ第 3 回目は、Google アナリティクスを活用し、ユーザーのサイト上での行動を把握し、サイトへ何度も訪れるユーザーのリピート率を高める方法についてご紹介します。


1. ユーザーのサイト上での行動を把握する


[ページ解析] を利用し、ユーザーのページ上での行動を視覚的に把握しましょう。

サイトのページを表示しながら、例えばクリック率のデータを確認することができます。ユーザーに見てもらいたいコンテンツがユーザーの目に留まっているか、ユーザーがページ上で目的の情報に辿りつけているのかを分析することも可能です。これらの情報は、広告ユニットを配置する最適な場所を判断する際の参考になります。

[ページ解析] は [レポート] タブの [行動] セクションからご利用いただけます。



2. ユーザーの行動をリアルタイムで分析する

[リアルタイム] レポートでは、ユーザーのサイト上での行動をリアルタイムで知る事ができるため、例えばメール キャンペーンを開始した直後のユーザーの反応やマーケティング キャンペーンの効果をすぐに把握するうえで役立ちます。

例えば、サイトのトラフィックが急激に増加した場合、その原因を分析することができます。また、ソーシャル メディアでの投稿などの直後にその効果や反応を測定することも可能です。



3. サイトへユーザーに繰り返し訪れてもらう


[ユーザー]セクションの[行動] レポートでは、サイト上でのユーザーの行動を詳細に分析することが可能です。

  • [リピートの回数や間隔] レポート

    訪問の頻度と間隔に基づき、サイト上でのユーザーの関心度を確認できます。

    例えば、ユーザーが 1 回しかサイトを訪問していない場合は、サイトのコンテンツとデザインにユーザーが高い関心を持っていない、あるいは高いユーザーエクスペリエンスを提供できていない可能性があります。


またGoogle アナリティクスのエバンジェリスト Justin Cutroni が、人気の高い記事を正確に把握するための方法「イベント トラッキング メソッド」(英語)をブログで紹介しておりますので、ぜひご活用ください。

さらに AdSense チームでは、ニュース関連のウェブサイトを運営しているサイト運営者様向けに「エンゲージメントと収益化カスタム マイレポート」をご用意いたしました。ぜひダウンロードしてご利用ください。ダウンロード後はインポートするプロファイルを選択し、アナリティクス アカウントで [レポート]、[マイレポート一覧] の順にクリックするとマイレポートを参照できます。

また AdSense から受信するメール設定でサイト運営者様のウェブサイトに合ったヒントや最適化のご提案を受け取ることができるよう、アカウントスペシャリストとのデータ共有設定を有効にすることをおすすめいたします。

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Google アナリティクス シリーズについての質問や、日頃聞いてみたかった質問がある方は、専用のフォームから質問をぜひご投稿ください!皆様からよくいただく質問について 3 月 6 日オンラインセミナー(Google+ コミュニティ上)でリアルタイムで回答します。(受付締切 2 月 26 日)

次回は Google アナリティクスを活用してユーザーエクスペリエンスを改善する方法をご紹介する予定です。お楽しみに!

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Posted by - Cemal Buyukgokcesu、Google アナリティクス チーム

2013 年 2 月 20 日